暮らしを支える仕組み
基本目標1 暮らしを支える仕組みをつくろう!
地域に暮らす住民一人ひとりが、その人らしい自立した生活を送ることができるように、地域の生活課題を丸ごと受け止め、サポートする相談・生活支援体制の充実・強化を進めます。
専門職による積極的な相談対応
①あらゆる生活上の困りごとを“見逃さない”積極的な対応
高齢者や子ども、障がい者といった福祉分野を超え、福祉事業所の専門職が、生活上の小さな困りごとにも耳を傾けられるよう、日常生活の相談に応じます。
②専門職による地域への積極的な訪問(アウトリーチ活動)
生活上の課題(つらさやしんどさ、困難)を自分自身で抱え込み、支援を求めづらい人が、支援活動やサービスに結びつくよう、相談窓口の専門職が自ら働きかけ行動します。
③相談窓口間の連携促進と“粘り強い”対応
複雑化する生活上の様々な問題に対応し、必要な事業や制度へ適切につなぐことができるよう、福祉事業所の専門職が相談機関との連携づくりに努め、情報共有と連携対応を進めます。
主な担い手と取り組み
- 福祉事業所
- 関係機関
- 社会福祉協議会
社会福祉法人等の福祉事業所(高齢者・児童・障がい分野)窓口での丁寧な初期相談対応
- 福祉事業所
- 関係機関
- 社会福祉協議会
社会福祉法人等の福祉事業所職員による地域や個別訪問による初期相談対応
- 福祉事業所
- 関係機関
- 社会福祉協議会
社会福祉法人等の福祉事業所の相談窓口間のネットワークづくりと公的機関との連携した課題への対応
- 福祉事業所
- 関係機関
- 社会福祉協議会
『相談窓口ガイドブック』の作成と共有
地区内や町域での見守り活動の推進
④地区での見守りの担い手確保と見守り活動の可視化
見守り活動の中心となる民生委員や福祉活動員など住民が担う委員の擁立に努めます。また、個人情報の取り扱いや活動の進め方を示し、見守り活動への理解促進を図ります。
⑤地区の自主防災活動と連携した平時の見守り活動の推進
いわゆる災害弱者(高齢者や障がい者世帯等)の把握や平時の円滑な見守り活動が行えるよう、地区の自主防災組織と、民生委員や福祉活動員等との連携活動の強化を行います。
⑥地域で“つながりが弱い人”の早期発見の仕組みづくり
転入者や外国人、引きこもりや生活困窮者、育児と介護のダブルケアなど、つながりが弱い「気になる人」を地域で気に掛ける雰囲気づくりや相談機関と連携した早期発見の仕組みづくりを進めます。
主な担い手と取り組み
- 自治会
- 関係機関
- 社会福祉協議会
民生委員や福祉活動員等の見守りの担い手の擁立
- 福祉団体
- 社会福祉協議会
定期訪問活動による『福祉マップ』更新
- 福祉団体
- 社会福祉協議会
『見守り活動ガイドブック』の作成普及
- 自治会
- 社会福祉協議会
自主防災組織による平時の活動検討
- 自治会
- 福祉団体
避難行動要支援者の『福祉マップ』明示
- 自治会
- 社会福祉協議会
『救急医療情報キット』の活用
- 自治会
- 社会福祉協議会
『ご近所見守り推進会議』の開催
- 福祉団体
- 社会福祉協議会
『支えあいマップ』の活用
- 福祉団体
- 福祉事業所
- 社会福祉協議会
気になる人(引きこもり、生活困窮者等)の見守り支援体制の構築
地区内や町域での支え合い活動の推進
⑦地区への福祉部会(地区社協)の設置推進
社会福祉協議会が指定する福祉活動モデル地区での試行活動や検証を事例に、各自治会内の「交流」「見守り」「支え合い」を考える福祉部会(地区社協)の設置を進めます。
⑧地区における支え合いの担い手づくりと活動の推進
地区での様々な生活課題の解決や個別の支援について、関係団体や様々な機関と連携しながら対応できる担い手の発掘や、専門職と連携し問題解決できる体制づくりを進めます。⑨町域における支え合いの担い手づくりと活動の推進
高齢者や障がい者、子育て世帯に限らず、家族の支えが弱い世帯など、制度の狭間の生活課題に対応します。また、住民誰もが参加しやすい生活支援活動の創造と拡充を図ります。
主な担い手と取り組み
- 自治会
- 社会福祉協議会
『福祉活動モデル地区ミーティング』の開催
- 自治会
- 社会福祉協議会
自治会による福祉活動の検討
- 自治会
- 福祉団体
- 社会福祉協議会
地区内の支え合いの担い手づくり
- 自治会
- 福祉団体
- 福祉事業所
- 社会福祉協議会
『ご近所支え合い推進会議』の開催
- 福祉団体
- 社会福祉協議会
『暮らしの応援団』を中心とした制度の狭間を埋める柔軟な生活支援活動の推進
住民の方が「我が事」として進めること
相談窓口の情報を収集し利用する
毎月の『広報はやしま』に掲載されている各種相談日の情報を確認したり、相談機関窓口(P.4参照)を活用しましょう。
福祉活動員制度へ参加する
福祉活動員の活動は、地区や福祉に一歩近づくことができる活動です。家族や周囲の理解や協力を得て、活動へ参加してみましょう。
隣近所や地区の人との顔なじみを増やす
日頃から隣近所の人とのあいさつや会話、地区行事へできるだけ参加するなど、地区の中で顔馴染みを増やしましょう。
地区の安心や安全に向けた‘さりげない見守り’を行う
地区内で「それとなく注意を払う」「さりげなく様子を見る」ことを心掛け、気になることがあれば、民生委員や福祉活動員、関係機関に連絡しましょう。
(自分の)緊急時の連絡先や避難の方法を確認しておく
災害時や事件発生時の避難先や連絡先を日頃から確認しておきましょう。
日頃から地区関係者で緊急時対応の方法を話し合う
いわゆる災害弱者の情報共有や異変時の連絡先、援助の方法について、自治会や自主防災組織、民生委員や福祉活動員等を中心に、日頃から話し合いましょう。
地区で福祉を話し合う場へ参加する
困りごとや福祉課題を率直に話し合える場や機会をつくりましょう。
隣近所でできることは助け合う
ゴミ出しや買い物など、近所でついでにできる助け合いを心掛けましょう。